ワンパンマン』は、ONEによる日本の漫画。2009年7月3日からウェブサイト上で連載され、2012年9月2日放送のNHK『ネット発 マンガ革命』によれば、1日2万回閲覧され累計1000万人以上が閲覧したという
『ワンパンマン』の読者であった「アイシールド21」の村田雄介がtwitterでONEにコンタクトを取り、共に漫画を制作することを持ちかけた。当初、二人では新作の制作に向けて動き、ONEは集英社とは異なる出版社から『ワンパンマン』を書籍化するために描き直す作業を行っていた。村田雄介が試しに『ワンパンマン』の一話を描いてONEに見せたことがきっかけで作画を担当することになった。それが新たなウェブ漫画サイトの設立を企画していた『ヤングジャンプ』編集長の目に止まり、『となりのヤングジャンプ』（集英社）設立の看板作品として連載することになった。

就職活動に行き詰る青年・サイタマは、ある日街で暴れていた怪人から顎の割れた少年を救う。その際、「ヒーローになりたい」という幼き頃の夢を思い出し、就活を辞めてヒーローになることを決意。3年間の懸命なトレーニングの末、彼はどんな敵でも一撃で倒せる最強の力を手に入れるが、その代償として頭髪全てを失う。しかし一撃で決着が付くということから戦いに対する緊張感などを失い、ヒーローになった現在でも無気力な日々を送っていた。

厳しめの部活動に入っていた方々なら、このメニューをこなしていた方もいるのでは？？
サイタマ本人も実際にこれほどまでの強さを得た理由はよく分かっていない。
人智を超えた戦闘力を誇り、作中の実力者達ですら比較にならない最強の男。あまりにも強すぎるため殆どの敵をパンチ一発で倒し、ズバ抜けて頑健な身体で、吹き飛ばされたりといった影響は受けるがダメージを受けた様子はない。
現在連載中の最新話でも本当の強さの秘密は明かされていない。

生態的な環境適応力も人智を超えており、村田版では、一つの街を一瞬で破壊したボロス達宇宙人達との戦いの中で月に蹴り飛ばされ、短時間だが真空の宇宙空間でも息を止めるだけで耐えた。その脚力により月面から地球へ戻る際には無傷で大気圏を突破し、マントは燃えたものの無事帰還した。
もはや、どんな生物でも災害でも彼を弱らせる事は不可能である。

15歳の頃に自分の住んでいる街・家族を狂サイボーグ（リメイク版では暴走サイボーグ）に襲われ、自身も瀕死の重傷を負う。その中で狂サイボーグを追っていたクセーノ博士に出会い、仇を討つためにサイボーグ化を懇願した。
4年後、モスキート娘との戦闘に敗れそうになり体内に搭載された自爆装置で道連れにしようとしたところをサイタマに救われ、その圧倒的な強さに憧れて彼に弟子入りを懇願する。弟子入り後は彼のアパートに住み込み、掃除や後片付けなど身の回りの世話をしながら修練を積み、その内容のレポートを作っている。

その強い正義感から、強力な怪人に立ち向かうがしばしば苦戦を強いられる場面も多々。

ジェノスがあれほど苦戦していた敵もサイタマが登場すると一撃で終わってしまう。なぜだか憎かった敵がかわいそうである。

真面目な中で唯一ぶっ飛んだ「最強」という設定が
作品の中で独特のゆるさを生み出しているのがワンパンマンの魅力だろう。
今後のコミックもアニメも目が外せない。